今回は横浜市内の小学校教員の方たちに実際の小学生の様子や、プログラミングへの取り組み状況、MESHを使ったWSへの希望などをインタビューした。
- 遊びについて
私たちが小学生の時(約10年前)と大きな変化はない
しかしゲームをしている子が多い(特にswitchとYouTube、TikTokが多い)
室外遊びではドッヂボールが多く、室内ではオルガンや読書が多い
活字離れで図書室の利用者は少ない
習い事をしている子も多いため、週に1回しか遊ぶ日がない子もいる
ゲームを持っていない子も少数いる
オンラインで知らない人と遊ぶことに対して特別なことという意識はなく、当たり前のこと
外が雨の日は、タイピング練習をしている子もいる
- タブレットのルール・使い方について
基本的に学校ごとでルールは違う
例:
実行委員会・宿泊体験学習の係のみ使用可能、一人で使うことは禁止、YouTube禁止(あくまで学習のためのツール)など
しかし使ってしまう子もいる
他にも、学習のためのスキルアップで使用することは可能(許可制)だったり、学習ツールという位置付けが多いようだった。
タブレットの主な使い方について
・豆知識係(調べたことをみんなに共有する)
・校外学習などの行き先のクイズを作る
・調べる、まとめる、みんなの意見を集約する
・委員会
・インスタ係(学校の写真を撮影し、ムービーを作成するなど)
・動画編集会社(クラスの思い出などを映像にする係、係を会社と呼んでいるらしい)
などさまざまな使い方があった。
- プログラミングの扱いについて
あくまで学校の授業ではプログラミング的思考を養うのが目的
授業内容とプログラミング思考を結びつけるようにしている
算数や理科は結びつけやすい
図画工作も動かなかったものを動かせるようにするなど結びつけている
悩みはこの授業内容とプログラミング思考を結びつけることが難しいこと
センサーなどのプログラミングは教科書にすでに載っているから思考を養うことが必要
例:筆算の仕方はプログラミング的思考 など
低学年ではフローチャートに起こせるものをよく行う
高学年は電気や正五角形などを使っている
教員の教え方は違いはあるかもしれないが、カリキュラムを作っている
夏休みに職員研修を実施
- MESHを使うなら
45~60分で完結できる内容が良い
教員→MESHの機能を理解しきれていない人が多い
温度センサーは使いにくい(実験の結果がわかりにくいため)
MESHは端末との接続が必要など前準備がどのくらい必要かもわかると良い
などインタビューを通してさまざまな意見を得ることができた。